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hobo Fintech

Fintechに関する偏ったニュースを毎日お届け。

個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)のニュースまとめ

旬なテーマのニュースをまとめて勉強しようという初の試みです。

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今回は、制度改正で活気づく「個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)」について。

2016年5月に改正法が成立し、2017年1月からほぼすべての人が加入できるようになる

  • 確定拠出年金の加入対象者は現在の約4100万人から現役世代ほぼ全員の6700万人に増加
  • 個人型の加入者は26万人にすぎないが、厚労省は今回の改正による普及を期待
  • 今後も掛け金の年単位化、マッチング拠出等の制度改正を予定
確定拠出年金、改正法が成立 主婦や公務員も対象に 【2016/5/25 日経新聞】

制度上、一部の人しか対象でなかったものが「誰でもOK」となる効果はやっぱり大きいのではないかと思います。 アメリカの同様の制度、IRA(個人退職勘定)も全国民を対象としてから急速に広まったそうです。 話題としても取り上げやすくなりますしね。

実はNISAなんかよりお得な投資優遇税制

  • 掛け金は全額、所得控除
  • 運用期間中の運用益は非課税
  • 受給は一時金なら退職所得控除、年金なら公的年金等控除で税制優遇
節税の相乗効果を享受 有利に老後資金つくる 【2016/3/3 NIKKEI STYLE】
個人型DC、知っておきたい10の疑問 大きな節税効果も 【2016/9/3 NIKKEI STYLE】
個人型DC、掛け金は非課税 「現役」ほぼ対象 - 老後の蓄え自己運用、後押し 【2016/9/23 日経新聞 有料会員限定】

入金→運用→出金 とすべてのタイミングでお得!NISAより先にiDeCo考えるべき人も多いはず。
デメリットは60歳まで引き出せないことか…。

2017年1月の対象者拡大に向けて金融各社が動き出す

楽天証券、確定拠出年金に参入へ 法改正受け9月メド 【2016/7/7 日経新聞 有料会員限定】
ベネフィット・ワン、個人型確定拠出年金に参入 お金のデザインと提携 【2016/7/28 日経新聞 有料会員限定】
楽天証券の個人型DCのラインナップが公開。新規設定の“超”低コスト・インデックスファンドも! 【2016/9/8 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー】
SBI証券も個人型DCのサービス拡充!低コスト・インデックスファンドに加えて、「ひふみプラス」DC専用ファンド等の追加、加入・移換時手数料・口座管理手数料の無料キャンペーンも 【2016/9/23 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー】
主婦らも対象 個人型確定拠出年金に照準 運用・証券各社 【2016/10/4 日経新聞】

NISA狂騒曲の時とくらべるとあまり盛り上がりが感じられませんね…

まず、この「確定拠出年金」を取り扱うことができるのは「運営管理機関登録業者」でないといけません。 こちらに 一覧 がありますが、都銀、地銀… なんと証券会社は岡三、大和、野村、SBI、楽天の5社しか登録されていません。なにか事情があるのでしょうか?

新規参入の楽天証券とそれを迎え撃つSBI証券の殴り合いは見て取れますが、野村證券や大和証券のテレビCMはまだ見られませんね。
老後の不安を煽って高齢者にぼったくり投信を売りつけるのがメインビジネスになりつつある某金融機関もあまり活発に活動していないようです。

ほぼFintech的まとめ

個人的には、「年金」「長期投資」「投資信託」と、好きじゃない、得意じゃない、職務経験もない、三大テーマが並ぶキビシイまとめでありました。

制度的には本当にお得な仕組みだと(現時点では)思っています。60歳にならないと引き出せない点は、若い世代にはまだ決断が難しいかもしれませんが、40代、50代が長期投資を考える場合には(もうあまり長期ではありませんが)必ず考慮すべき制度ではないかと思います。

ほぼFintech的には、いくつか疑問、課題が残りました。

運営管理機関登録業者になるには?

ベネフィット・ワン+お金のデザイン、楽天証券が新規参入していますが、このハードルは高いのでしょうか?他社の参入は?

iDeCo向け投信とは?

運用各社が用意するiDeCo向け投信って普通の投信となにが違うの?

投資対象商品は?

確定拠出年金の投資対象商品は、投信、預貯金。株、ETF等は対象外?
新規参入のお金のデザインは、海外のETFに投資できるようですがそのカラクリは?

儲けの仕組みは?

運営管理機関(銀行や証券)には手数料、運用機関には信託報酬。
銀行や証券会社が積極的に参入しない理由はどこに?

ローコストで長期運用、日々発生する大量のデータ、ユーザーからの問い合わせやレポートの表示、ちょっと考えただけでもFintech向きの案件です。
ロボアドバイザーが運用してくれて、マネーフォワードやmoneytreeのようなPFMで運用状況が確認できたらいいですよね。
逆に、わざわざ支店の窓口で申し込んだり、年金なんとか便が郵送されてくるようでは、誰も得しない制度になってしまうでしょう。

Fintechに期待しつつ継続調査ということで。


参考

国民年金基金連合会

国民年金基金連合会のサイトは、まぁ、まともなんです。優香もいるし。

個人型確定拠出年金 【国民年金基金連合会】

国民年金基金連合会のサイトから「別サイトで詳細をみる」で飛ばされる先がこちらのサイト。なんだこの取ってつけた感… まずこのサイトを作り直すところから始めよう。

確定拠出年金制度 【厚生労働省】

あらためて、金融庁じゃなくて厚労省なんですよね…。