GWにもう一度読みたかったブロックチェーン/ビットコインの記事まとめ
タイトルは、「GWにもう一度読みたい…」にするはずだったのですが「GWにもう一度読みたかった…」になってしまいました。はい。
野口悠紀雄の「ブロックチェーン」講義 第1回「ブロックチェーンとは何なのか」
確かにインターネットは、情報を地球上のどこにでも、ほぼコストゼロで送ることを可能にするという革命を起こしました。しかし、インターネットでもできなかったことが2つあります。
第1は、「経済的な価値を送ること」。そして第2は、「信頼を確立すること」。 この2つを、ブロックチェーンは可能にしたのです。
野口悠紀雄先生の記事は毎日のように見かけますが、個人的にはこの連載、この第1回をもう一度読みたいと思います。
ブロックチェーン/ビットコインが何を変えてゆくのか?目先のニュースに惑わされて、本質を見失いそうな時に読むと効果的です。
連載はまだ続いていまして、先日やっと第3回が公開されました。
日本は仮想通貨立国–メガバンクも出資した技術を積み上げるbitFlyer
われわれは技術集団なのでいいものを作ってみんなに喜ばれて評価されることが一番のモチベーションです。世界制覇など派手な文言は好みませんが、世界一の技術を積み上げて多くの顧客に喜ばれたいです。ブロックチェーン基盤として現状では可能性があるものの一つだと思います。金融機関出身なので大きなことを言ったり、「派手な打ち上げ花火」みたいな発表をすることはしたくないんですよね。大きなビジョンを持ってやっていきたいです。
bitFlyer代表取締役社長 加納裕三氏のインタビューです。
当サイトでも何度も取り上げていますし、写真を見ただけでまだこの人かと思う方も多いかもしれませんが、いつもよりはるかにキレキレなトークが楽しめますので、ぜひ!
みなぎる自信と技術力、ここまで的確にハッキリと言ってくれると清々しい気分になるのは私だけではないはず。
「ブロックチェーン技術を利用したサービスに関する国内外動向調査」を取りまとめました(METI/経済産業省)
国や公的機関がブロックチェーン/ビットコインについてまとめた資料がいくつか公表されていますが、どの資料も一流SIerや一流コンサルタントが資料を作成していますからたいへんよくできています。
要するにおカネかかってます。お硬い文章が苦手でない方にオススメ。
選んだのは、経産省の「ブロックチェーン技術を利用したサービスに関する国内外動向調査」。このまま教科書になりそうな感じです。
PDF116ページ(後半は議事録なので実質75ページ)。野村総合研究所著。
- 作者: 大塚雄介
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/03/28
- メディア: Kindle版
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最後に書籍を一冊。GWに読みました。
著者は、コインチェックCOO 大塚雄介氏。
柔らかい語りでここまで網羅性が高いのはスゴイなと思いました。
取引所であるコインチェックの立ち位置での語りもありますが、偏るというよりむしろ取引所の立場もわかってためになる。
オススメです。